今回は、ジオグラ【地理のゆっくり雑学】というYouTubeチャンネルをご紹介します。地理や地政学に関する知識を解説する、雑学系チャンネルです。
動画は1本あたり20分程としっかりボリュームがあり、まるで大学で地理の授業を受けるような見ごたえがありますよ。
そんなジオグラ【地理のゆっくり雑学】は何者なのか調査しました。人気動画もご紹介しますので、ぜひチェックしてみてくださいね。
1、ジオグラ【地理のゆっくり雑学】とは何者wikiプロフ!
ジオグラ【地理のゆっくり雑学】は何者なのか、まずは基本情報をご紹介します。
- チャンネル名:ジオグラ【地理のゆっくり雑学】
- ジャンル:雑学系YouTubeチャンネル
- チャンネル登録者数:10万人(2025年1月現在)
- チャンネル開設:2023年5月
- URL:https://www.youtube.com/@geogra_yukkuri/featured
ジオグラ【地理のゆっくり雑学】は、地理や地政学の雑学を中心に発信する雑学系YouTubeチャンネルです。
チャンネル開設は2023年5月です。それからじわじわとチャンネル登録者数を伸ばし、2025年1月現在、登録者数は10万人を超えています。地理や政治に関する雑学が20分程の動画で丁寧に紹介されていて、見ているだけでとても勉強になりますよ。
ジオグラ【地理のゆっくり雑学】チャンネル運営者についても気になったので調べてみましたが、経歴や職業など詳しい情報は見つかりませんでした。
2、ジオグラ【地理のゆっくり雑学】の人気動画を紹介
ジオグラ【地理のゆっくり雑学】の人気動画をご紹介します。
2-1、自殺率世界一「グリーンランド」
まずはこちらをご覧ください。
上の動画は、自殺率世界一と言われているグリーンランドについて紹介されています。なんと、グリーンランドに住む人の約5人に1人が自殺未遂をするのだそうです。
グリーンランドの自殺率がどうしてそんなに高いのか、その理由を解説されていますので、まとめてみました。
まず、グリーンランドは島の三分の二が北極圏に位置するとても寒い地域です。もともとは先住民であるイヌイットが住んでいたのですが、16世紀半ばからヨーロッパからの入植が進み、現在はデンマークの自治領となっています。
現在、グリーンランドに住んでいるのは8〜9割が先住民の人々で、残りが先住民とデンマーク人や北欧人との混血だそうです。主な食べ物はクジラやアザラシ、トナカイなどとのことです。
そんなグリーンランドですが、自殺率が以上に高い理由を3つ紹介されています。
まず一つ目はアルコール依存症です。グリーンランドは一年を通してとても寒いので、グリーンランドの人はアルコールをたくさん飲むのだそうです。しかし、グリーンランドの人々は遺伝的にアルコールを分解する酵素が少なく、依存症になりやすいのだそうです。
二つ目の理由は、移住と疎外だそうです。日本の六倍ほどの国土があるにも関わらず人口は
5万6000人ほどであるグリーンランドは、とても人口密度が低い国です。そこからさらに都市部への人口流入が進み、逆に地方では過疎化が止まらない状況なのだそうです。
過疎化の進んだ地方ではコミュニティーの維持が難しくなりますし、都市部に移住した人々も慣れない文化の中で疎外感を感じ、それが自殺を考えるきっかけになっているようですよ。
三つ目は、極夜です。極夜とは一日中登らない日のことで、グリーンランドではこの極夜が1年に100日以上あるそうです。人は日光にあたることでセロトニンというホルモンが放出され、これによってストレスの低下や快眠、免疫力の向上などをもたらします。
逆に、セロトニンが不足すると不眠や慢性的なストレスを抱える要因
2-2、オゾン層の報道がされなくなったのはなぜか
まずはこちらの動画をご覧ください。
上の動画では、オゾン層の穴について報道されなくなった理由を解説しています。
オゾンとは気体の一種で、地球の大気の上部層には、オゾン層と言われるオゾンの多く含まれている層が存在します。このオゾン層は、地球を有害な紫外線から守ってくれています。
1980年、そんなオゾン層に穴(オゾンホール)が空いているという報道がなされました。オゾンホールの原因は、冷蔵庫の冷媒などに使われるフロンという気体だったそうです。
元々、冷蔵庫の冷媒にはアンモニアが使われていたそうですが、アンモニアは人体に有害なので取り扱いが難しく、家庭用には向かないとされていました。そこで、人体に無害で低コストな冷媒としてフロンが開発されたそうです。
フロンが開発されたことで冷蔵産業がどんどん発展していきました。そんな中、1974年にアメリカのローランド博士によってフロンがオゾン層を破壊しているという研究結果が報告されました。
この報告を受けアメリカはフロンの使用に規制をかけましたが、既にフロンは発展途上国を含め世界中に広がっていました。また、冷蔵産業からの反発もあったようです。
その後、1986年にアメリカのストラスキー博士によって、南極上空のオゾンホールの写真が公開され、オゾンホールの問題が世界中で報道されました。筆者もこの写真を見たことがあります。たしか社会科の授業で見たのですが、確かにショッキングな写真でしたね。
このような報道をきっかけにフロン対策について世界中が結束し始めました。特に、アメリカのレーガン大統領とイギリスのサッチャー首相をリーダーとして、1987年にカナダでモントリオール議定書が採択されました。これによってオゾンの保護が大きく進みました。
このモントリオール議定書ですが、2021年時点で日本を含めた198ヵ国が署名をしています。この議定書の発行をきっかけに、オゾン層を破壊する物質は飛躍的に減少していったそうです。
現在オゾン層は順調に回復しており、2066年頃には元の状態に戻るとされています。このように、オゾンホール問題はモントリオール議定書をきっかけに解決に進み、徐々に報道がされなくなったのですね。全人類が結束して環境問題に取り組んだ結果と言えますね。
しかし、フロンを使わなくなった代わりとして使われるようになったのが、ハイドロフルオロカーボンという物質です。これは実は、温室効果ガスだったのです。これにより、地球温暖化が進みました。現在も、年々地球の平均気温は上昇しています。
これに対してモントリオール議定書の内容も更新されており、2016年にはハイドロフルオロカーボンも規制対象となりました。オゾンホール問題が解決した後も、取り組まなければならない課題は尽きませんね。
これからも全人類が団結して環境問題に取り組んでいく必要があるようです。
3、まとめ
いかがでしたでしょうか、ここまでの内容をまとめてみましょう。
- ジオグラ【地理のゆっくり雑学】は、地理や地政学の雑学を中心に発信する雑学系YouTubeチャンネル。
- チャンネル開設は2023年5月。
- 登録者数は10万人(2025年1月現在)。
- チャンネル運営者について、経歴や職業など詳しい情報は見つからず。
見ているだけで、少し賢くなるような気がするジオグラ【地理のゆっくり雑学】、これからも色んな動画を作っていってくださいね。応援しています。
以上「ジオグラ【地理のゆっくり雑学】とは何者wikiプロフ!人気動画も調査」でした。
3-1、補足:世界人口の半分が集中するエリア
筆者が個人的に勉強になったのはこちらの動画です。
上の動画では、世界の人口分布について解説されていますよ。
世界人口のの半分が、バレリーパイラス・サークルと言われる半径3300㎞の円の中に集中しているそうです。なぜこのエリアに人口が集中しているのか、歴史や農業など様々な観点から説明してくれていますよ。気になったらぜひ見てみてください。
by 女性ライター miii42