ヒカキンさんの所属YouTuber事務所は国内では最大手の上場企業、UUUM(ウーム)です。しかも生みの親でもあるのですが、どうも創業設立者とは少し立場が異なるようです。
それではなぜヒカキンさんがUUUMの生みの親なのか、その成り行きを解明、そして記事の最初から詳しく解説していますので、ヒカキンさんのUUUM(ウーム)との関係とポジション、立場、役職まですべて理解できるようになります。
今でこそ日本最大のYouTuber事務所ですが、創業の頃は小規模な事務所で社長の鎌田氏とヒカキンさん他一名の三人でスタート、その時にUUUMの名前はこうして生まれたんだという事も記事にしています。
同時にヒカキンさんが大株主であることも分かりました。一読の価値あり、ぜひご覧ください。
ヒカキンと事務所UUUM(ウーム)との関係
会社を設立したのは現社長の鎌田和樹氏ですが、UUUMを創業したメンバーは社長のほかにヒカキンさんともう一人加えた3人のメンバーによります。
鎌田氏がヒカキンさんと出会ったのは2011年でした。鎌田氏が前職(光通信)で携帯電話を販売する仕事をしていた時で、その時に接客コンテストを開催したさいのゲストパフォーマーとして来ていたのです。
当時の会社の別の役員が「いまYouTubeでヒューマンビートボックスをやっている面白いやつがいる!」と、鎌田氏は教えてもらい、始めて彼を知りました。しかしヒューマンビートボックスというものを、そもそも知らなかったこともあり、正直なところ「へぇ〜」という感じでぼーっと見ていただけと言うのが、一番最初の出会いでした。
*その時のステージのパフォーマンスが次の動画です。
*凄いですね、堂々としていて完全にプロの演技で、この頃のヒカキンさんはカッコ良いですね。
その2年後鎌田氏は独立起業をしようと退社し、どういう事業を立ち上げようかと暗中模索、苦悩することになります。そんな頃、前職の上司がショップをオープンさせたということでオープニングパーティーに呼ばれたたそうで、そこにまたヒカキンさんがいたというめぐり合わせで、再会することになります。
*その時の写真が下です。
*まだまだ若いですね、誕生日から推測すると23歳位だと思います。
その時の再会は、自分が事業立ち上げで何かを求めて悩んでいる時でもあったので、前回の時とは違いヒカキンさんのパフォーマンスが凄いなと思うと同時に、彼がどのように生活しているのか興味を持ったので、一度会って話をしたいとコンタクトを取ります。
*そして、喫茶店で待ち合わせをしましたが、その時の待ち合わせ場所でスマホをいじっていたヒカキンさんが、下の写真です。
*これも先ほどの写真と同時期ですから23歳位ですね、やはり若者という感じですね。
そして喫茶店に入り次のようないろんなことを質問しました。
- YouTuberって何なの?
- どうやって生計を立ててるの?
- なんでYouTubeをはじめたの?
- 出身は?兄弟は?
- いまYouTubeで有名な人は?
などなど一通り聞いて思ったことが「あやしい!!!」と。鎌田氏の印象はそんな感じだったと言っています。
この再会した時期は2013年3月、ヒカキンさんはその後6月に、かの有名な話エアロスミスとのコラボ、シンガポール公演に出場しています。
シンガポールに行くと聞いた時には単なる旅行にいくのだと思い、オススメの食事場所とかを、メモで送っていた鎌田氏でしたが、帰国した際にエアロスミスと共演してきたという話を聞き、最初は信じられない気持ちだったそうです。
怪しいと思った人間が「あ、この人は本物なんだ」という確信に変わる出来事がこのエアロスミスとのコラボ、シンガポール公演だったそうです。
改めてこの時にちゃんとYouTubeそしてYouTuberを理解しようと思ったそうで、ここから全てが始まったと語っています
それからヒカキンさんからいろんな話を聞いてひらめいた事業で、鎌田氏は「ONSALE」と言う会社を立ち上げたのです。しかし、この事業はすぐに失敗してしまいました。
*その時のチラシが下の写真です。
*写真の中にヒカキンさんはもちろん、今も活躍していYouTuber達の顔が見えますね。全員鎌田氏が一人一人スカウトした人達です。
*チラシの中にある一部の動画が下です。
*どうでしょう、途中チョコが硬いとか最後評価70点はちょっと厳しい、消費者の自然な感じの演出だったのかな?(意図的に狙ったのかも)
この人たちに会社に所属してもらうのに、とりあえず鎌田氏は、活躍しているクリエイターをチャンネル登録者数の多い順に当たっていったのですが、これはヒカキンさんからのアドバイスによるものだったと言っています
*販促EXPOに出展、ヒカキンさんと共に営業中の写真です。
*ヒカキンさんと鎌田氏(この時29歳)で記念撮影したのが上の写真ですが、お二人ともまだ20代という若さです。(ヒカキンさんは鎌田氏より5~6歳くらい若いです)
結果的にこのトップクラスのYouTuberからという判断が良かった訳で、会社に所属するYouTuberを探すのに、下から当たっていたら、後のUUUMを創業後の現状は違ったものになっていたでしょうと鎌田氏は回顧しています。(ほとんどのYouTuberが独立している人達ばかりでした)
「ONSALE」がどのような事業だったかというと、きっかけはヒカキンさんから「YouTubeで紹介する商品は、動画サイトの特異なシステム上の影響力で、より売れるんです」と聞いていたのです。
そこで鎌田氏が考えた事業モデルは、Webサイトをつくり、そこに埋め込んだYouTubeで「ジャパネットたかた」のようにいろんな商品を説明してもらい、商品購入へと繋がるようにしようと考えたのです。そのサービスが「ONSALE」だったので会社名もそのままで会社を設立しました。
この事業は、ヒカキンさんと再会してからの事業アイデアで始めたもので、その結果ヒカキンさんほかヒカキンさんのアドバイスで探し出した数人のYouTuber達と関わることになった訳で「ONSALE」設立から3~4か月後のUUUM創業に繋がることになるのです。
もちろんUUUM創業の話はヒカキンさんと相談の上、承諾理解のもと変革の舵を切ったという事です。
結果的にはONSALE失敗から学んだこと、そして一方サポートを希望していたちょうど成長中のトップクラスのYouTuberというクリエイター達と出会えたこと、ヒカキンさんのリードのもとで、UUUMというマネジメントを中心とした会社へと変革することができたという事です。
ちなみにこのUUUMという会社名の由来ですが、失敗した「ONSALE」を再生するのに新会社名をどうするかと当時の創業メンバー、鎌田氏とヒカキン、他一名を含めた3人でかなり悩んだそうで、その過程で、誰が言ったか覚えていないが「うーん」と言ったときに「じゃあ、もう、ウームでよくない?」と鎌田氏が言ったという事です。
ドメインが取れるか、「.com」希望で探したら「UUM」だとぜんぜんとれない。しかし「uuum」で「.jp」が取れることがわかり「じゃあ、uuumで!」ということで決まった。だから実は「UUUM」のスタートは小文字の「uuum」だということでした。
ここまでがUUUMの創業のいきさつですが、鎌田氏はヒカキンさんと会うまでは全くYouTubeの事を知らず、YouTubeを観たことすらないというような状態で、すべてはヒカキンさんから学んで知識を得たという事です。
ヒカキンさんは2012年に会社員を退職して、専業YouTuberとして独立しており、その道のプロ、日本では先駆者的立場でもあったのです。
当然まだスタートしたばかりの新規事業の会社ですから知識のあるスタッフもいませんし何もわかりません。鎌田氏社長自らヒカキンさんのマネジャーをしながら修行せざるを得ない状況でした。
いまでは当たり前になったYouTuberを起用したプロモーション、いわゆるインフルエンサーマーケティングというものが、まだ2013年時点ではそこまで普及してませんでした。
そんな中で2013年当時からHIKAKINさんはタイアップを受け始めてました。鎌田氏によると「本当にいつも一緒にいた気がします」、「よく打ち合わせして、動画みて、撮影手伝って、飯食ってという感じだった2013年当時は僕自身がバディ(UUUM用語でマネージャー)とプランニング(UUUM用語で営業)を兼務していたのでとにかく走り回ってました」と語っています。
*その頃の鎌田氏とヒカキンさんの二人の打ち合わせ風景の写真が下です。
*上の写真のように鎌田氏はいろんな事をヒカキンさんから教わったと話しています。そしてヒカキンさんとともに活動しながら事業モデルを構築していったような感じです。
このあともタイアップを頂き続け、最終的にTV CMの制作をUUUMにお願いしてもらえたという歴史的な取り組みをさせてもらう事になります。
2014〜2015年にかけて、別にバディが担当として就き、鎌田氏は徐々に案件として関わることは減っていきました。ただ鎌田氏が社長という立場でUUUMをIPOさせていく過程で実務を持つことは難しかったですから、結果としてバディがつくほうが効率も上がったと思うと言っています。
また鎌田氏はヒカキンさんと、必ず年に何回か定期的に食事を共にしているそうです。ですからそこで、それまで通りYouTubeの事、いまのトレンド、色んなことを話すことができます。この食事会があるからいまも鎌田氏は、最新のことを理解できていると言っています。
鎌田氏が言うには「YouTubeをまったく観たこともなく、YouTuberを知らなかった僕がこの立場にいるのはヒカキンさんという出会いと、存在に引っ張られた以外の何物でもないと思う」と語っています。
UUUM(ウーム)での関係とポジション、立場、役職は?
以上のような鎌田氏との関わり合いUUUMとの関係において、今現在それぞれについては次のようになっています。
ヒカキンさんのUUUM(ウーム)でのポジションは?
最初UUUMの設立スタート時点では、全てがヒカキンさんありきでスタートしていますし、ヒカキンさんが専業YouTuberとしてやってきた実務をそのまま継続、それをUUUMがサポートするという形で規模拡大をしてきていますので、当然会社でのポジションは創業者となっています。
ヒカキンのUUUM(ウーム)での立場は?
ヒカキンさんは専業YouTuberとして当然UUUMに所属するクリエイターとして活動を継続し、UUUMの経営には参加していません。しかし、会社設立当初から変わらずYouTube全体についてのアドバイザーとしての役割を果たしています。
そして、ヒカキンさんはUUUMの株主でもあります。その所有株式のデータは次のようになっています。
発行済株式総数 607万9,500株
【主要株主】
- 鎌田和樹(社長) 36.01%
- 梅田裕真 9.20%
- 日本トラスティ・サービス信託銀行(信託口) 3.23%
- 開發光 (ヒカキン)2.32%
- いちよし証券 0.85%
- 松井証券 0.84%
- 中尾充宏 0.80%
- MSCOカスタマーセキュリティーズ 0.78%
鎌田氏は当然としても、ヒカキンさん結構株式所有していますね、上位4番目の大株主です。どういう過程で株主になったのか知りたいですね。
ヒカキンのUUUM(ウーム)での役職は?
役職名は「ファウンダー / 最高顧問」となっています。
ファウンダーとは:「創業者」「設立者」を意味する英単語で、複数で事業を始める場合は共同創業者のことをコー・ファウンダー(co-founder)と呼びます。
顧問とは:それぞれの分野の専門的な知識や経験を活かして助言を行う役職のことで、顧問は意思決定を行う権限はありません。
ヒカキンの役割
YouTuberとしての経験やノウハウをUUUMに伝え、UUUMがYouTuber達をサポートするために必要な情報を提供する役割を担っている。
UUUM(ウーム)社長:鎌田氏とは何者?
- 名 前:鎌田 和樹(かまだ かずき)
- 生年月日:1983年12月3日
- 出 身 地:東京都東京都 豊島区(荒川区在住)
- 学 歴:東京都立竹早高等学校 卒業
- 職 業:UUUM株式会社 代表取締役社長CEO
経歴
鎌田氏は大学へは進学せず、高校を卒業して就職しています。以下経歴を紹介します。
- 2003年19歳で上場企業の大手通信会社テレコムサービス株式会社へ入社
- 出店担当として社長より直々に携帯電話ショップ出店を任命され、テレコムサービス株式会社にてソフトバンクショップを単月100店舗出店
- 店舗開発、 ショップ運営、アライアンスなどさまざまな経験を積む
- 2011年からは27歳でイー・モバイル一次店の代表取締役に就任
- 数々の功績を残した後、孫泰蔵氏との出会いから薫陶を受け起業を決意
- 孫泰蔵さんはソフトバンク社長である孫正義さんの弟で、パズドラなどのゲームでお馴染みのガンホーの社長です
- ベンチャーの道を目指して退社、その後、HIKAKINとの出会いを得て
- 2013年、29歳で起業、独立。
以上、この独立で「ONSALE」と言う会社を設立、その後「UUUM」に商号変更、後に上場企業に躍進させています。
*下が上場セレモニーの写真です。
*ヒカキンさんはこの時、鐘を鳴らすのを動画用に面白く演出したかったそうですが、周りの空気を読んで出来なかったと言っています。
まとめ
- 鎌田氏はヒカキンさんと出会ったことにより、YouTube業界を知りYouTubeを利用した新規事業の会社「ONSALE」を設立した、そして事業のためにヒカキンさんの助言を得ながら会社所属のYouTuber達をスカウトした。
- ヒカキンさんをサポートしながら事業を頑張ったが、すぐに頓挫してしまった。
- そこで会社所属のYouTuber達をサポートするマネージメント会社に転換することをヒカキンさんに相談、合意を得てヒカキンさんをリーダー(創業者)にしてUUUMを創業した。
以上から、ヒカキンさんの事務所UUUM(ウーム)での関係とポジション、立場、役職は?
- ヒカキンさんと事務所UUUM(ウーム)の関係とポジションは創業者である
- UUUMでの立場はアドバイザーであり株主でもある
- 役職はファウンダー であり 最高顧問である
以上、ヒカキンさんはYouTube業界を常に先導してきた、パイオニアでもあります。
補足
ヒカキンさんは紛れもなくYouTube業界のパイオニアです。
いろんな事を先駆けて実践してきています。ゲーム実況チャンネルなどもヒカキンさんが開拓したもので、ヒカキンさんのチャンネルは今では国内最大の規模に拡大しています。今でも、その後を継いでたくさんのチャンネルが育っています。
等々ヒカキンさんの凄いところは、すぺてのことが先駆者であるという事です。そもそもYouTuberなどと言う存在を誰も知らない時から、チャンネル開設をしています。
ですから鎌田氏も、ヒカキンさんには一目置いて、尊敬していると語っていました。
今後、業界のためにも、益々の活躍を期待します。しかし、その前に早く家庭を持ってほしいですね。