飲食店のゴキブリ「対策&駆除」の方法を知りたい!!私の成功体験法

ダスキンカー

飲食業を始めてまだ年月の浅い方の悩みの一つに、ゴキブリいわゆる害虫駆除問題があると思います。

結構悩んでいらっしゃる方も、多いのではないでしょうか。あまり衛生観念の無い鈍感な方は別として、この事は飲食店経営につきもの、営業を続ける限りいずれ、必ず起こる問題です。

私自身がこの問題で、まだ開業初期の頃は、かなり深刻に悩まされました。その時に決断して実行した方法が抜群の効果を発揮、それ以来30年以上ゴキブリには一匹も遭遇していませんし、どこを探してもいません。

以上、その対策と駆除方法を記事にしましたので、参考にしていただければと思います。

目次

いきなり本文の結論、解決法です

この記事の構成は忙しい飲食店経営者のために、いきなり先にその解決法から結論として書き、種明かししています。

その結論は簡単な話で、私自身が実施して効果を得た方法ですから、これを知りさえすれば後の記事は読む必要もないくらいです。

ま、しかし私としては飲食店従事者として、今後これ位の害虫対策の知識は必要なのではと思い記事をまとめましたので、学習のつもりで読んでいただければ、幸いに思います。

営業初期、悩んでいた頃

私もゴキブリ対策に悩んでいた頃は、いろんな方法を試してみました。

例えば手作りのホウ酸団子(毒餌剤)をたくさん作りバラマキ、そして市販のゴキブリホイホイもいくつも設置、さらにゴキブリ用スプレーもたくさん使いました。どれもゴキブリの繁殖力の凄さには太刀打ちできませんでした。殺虫効果以上に、圧倒的な繁殖力で増えていくのです。

今の時代に置き換えて考えたら怖い事で、もしそんな状態で日中でも出没するようになり、最悪の場合客席に出てSNSでその情報が拡散でもされたら、店の死活問題になりかねません。一刻も早く手を打った方が良いです。

解決法で成功

その方法とは、私の場合ダスキンのゴキブリ駆除サービス「ターミニックス」に駆除依頼をし、継続契約をして任せることでした。これですべて解決しましたが、驚くような効果でした。

それ以来30年以上お世話になっていますが、ゴキブリを見たことはありません。

あと衛星管理などはアドバイスしてもらえます。例えば、チェックシートにより、衛生管理面の問題点など指導をしてもらえます。やはり、閉店後の床に落ちた食べ物のクズや水気の掃除や食材の露出などの衛生管理が厳しく言われます。

この駆除サービスは毎月一回で約30分の駆除作業時間です。一年ごとにスケジュール表を渡され、それによって実行されます。

今は便利な時代、ネット検索で「ダスキン・ターミニックス」と検索すれば最寄りの営業所の必要な情報は得られます。あとは連絡するだけです。

そしてどうするのかなど、今後の対策も含めて相談すれば問題解決してもらえるでしょう。

以上、端的に結論として私の場合の成功例を書きました。

以下は、今後のためにも是非一度、目を通し学習する事をおすすめします。

飲食店経営管理者のための必須学習項目

なぜ飲食店にゴキブリが繁殖しやすいかというのは、やはり一番の原因は豊富な食材と水が原因です。ゴキブリは水がないと生きられないため、水も原因の一つになります。

ゴキブリと一言でいってもいろんな種類がいますが、飲食店に出る可能性の高いゴキブリは主に2種類で、それはチャバネゴキブリとクロゴキブリです。

その内のチャバネゴキブリは、茶色い小型で飲食店で大量に繁殖しやすい種類ですから、特に注意が必要です。

クロゴキブリは黒くて大型です。住居で繁殖するケースが多いですから、皆さんが知っているのはおそらくこのクロゴキブリだと思います。

ゴキブリの生態と習性を知る

クロゴキブリ

クロゴキブリの特徴は屋外にも生息していて寒さに強く、人目に付く場所にもよく出てきます。

飛ぶことが出来るので屋外から侵入し、比較的に多湿な場所に多く、流し台、洗面台、浴室、排水溝、戸棚の裏などに生息します。

幼虫期間は8~11ヶ月で、約1年近く掛かって成虫になります。

チャバネゴキブリ

チャバネゴキブリの特徴は寒さに弱く、人目に付かない場所で活動していますが、飛べないので段ボールなどの資材について移動します。比較的温度の高いところに多く、保温材の隙間、冷蔵庫のモーター近く、OA機器、電話内部、壁の隙間、コンセントボックス内部、紙や段ボールの隙間などに生息します。

幼虫期間は33~70日で、約2ヶ月で成虫になります。

ゴキブリの旺盛な繁殖力

先に書いた特徴で明らかなように、2種類のゴキブリの最大の違いは繁殖速度の違いで、クロゴキブリは1年近く掛かって成虫になりますが、チャバネゴキブリはわずか2ヵ月位で成虫になるのです。

しかも、冬でも比較的暖かい場所に生息するので1年を通じて繁殖できてしまうのです。その結果チャバネゴキブリは1年もかからず爆発的に増えてしまうのです。

さらに特徴的なのは、ゴキブリのメスは卵を携帯しながら活動するので、卵を産みっぱなしのリスクが無いという事です。これも繁殖力の強みになっています。

ゴキブリによる飲食店への損失影響

食中毒のリスク

ゴキブリには様々な菌が付着しており、そのような状態でキッチン内を動き回れば、食材などに菌が付着する可能性があります。さらにゴキブリの死骸や糞なども空気中に舞い上がる可能性もあり、衛生面でも問題があります。

店のイメージ悪化

もし、お客様が来店中に客席にゴキブリが出現した場合、今の時代すぐにSNSで悪い噂が拡散する事態もあり得ます。考えただけでもゾッとしますね。

厨房機器の故障

チャバネゴキブリの特徴の所でも書いたように、比較的温度の高いところ、冷蔵庫のモーター近く、OA機器、電話内部、コンセントボックス内部、隙間などに生息するので、機器の故障につながることも考えられます。

飲食店のゴキブリ対策

進入路を断つ

クロゴキブリは屋外からの侵入が多いので、隙間ができないように対策をしましょう。さらに排水口や排水管も要注意の箇所です。下水道から排水管を登って侵入するケースもあります。

一方、チャバネゴキブリの場合は行動範囲が狭いので、何らかの資材に付着して店内に入るケースが多いと考えられます。

「チャバネゴキブリは段ボールと一緒にやってくる」なんて言っている害虫駆除の業界人もいるくらいですから、特に段ボールに入った食材には注意を払うべきです。そして、段ボールの波型ボール紙の中芯の部分に潜んでいるケースもあります。それからビールケースにくっついて入ってくることも、よくあるらしいです。

ですから、目視で厳重にチェックするのは当たり前ですが、次のような方法も対策案として参考にしてください。

まず、段ボールによる食材の入荷は禁止にして、店外で配達車から降ろす前に、店の用意した容器に移し替えて、運び込んでもらう事にしたら良いと思います。そして、ビールケースもケースの裏に潜んでいることが多いと思われるので、一旦店外で受け取りをするかビールの保管場所を店外にすると良いと思います。

私の店では原則段ボールでの持ち込みはありません、ビールは店外の物置での受け取りで、そこから必要に応じてビール瓶を店内に運んでいます。

そして、受け入れたものに関しては、厳重に目視で確認しています。

店内環境整理

ゴキブリが生息するような環境を作らないという事で、店内の整理整頓を心掛け、さらに閉店後の掃除を徹底する事によりゴキブリの餌になる、食材のくずとか食べこぼしたものや水滴などを、きちんと掃除をする事で無くするように心掛けましょう。

ゴキブリが出そうなところに予防処置

これは駆除サービスを受けていない場合の予防処置の例です。

駆除サービスを受けている場合は、業者にとっては余計な事だと思われますので控えるか、業者とご相談ください。

ゴキブリがいなくて業者にサービスを受けていない場合、次のことは生息確認と予防的に効果が期待できるかなという事で、考えたら良いと思います。

まずゴキブリの生息場所を考える

ゴキブリの生息場所の4大要素と言われるものは、“水・温度・隠れ家・食べ物”です。例えば厨房だと、水はもちろん、隠れ家になる隙間、さらに食べ物も落ちていますから、あと場所を特定するためのポイントは温度です。例えば、冷蔵庫のモーター周りとか、食洗器の下とか、そういう感じです。

以下、具体例です。

  1. 業務用の食洗機の下
  2. 段ボールの中芯
  3. 重ねられた段ボールの間
  4. 食器棚の奥の食器
  5. 食器棚の隙間
  6. キッチンペーパーなど紙類を置いてある棚の奥
  7. 電話機の中
  8. 壁に貼られた年間カレンダーの裏側
  9. 壁にかかった暖簾の裏側
  10. 壁にかけられたメニューの裏側
  11. 冷蔵庫のモーターの中
  12. 冷蔵庫の蝶番
  13. ビールケースの裏

等々ですが、参考にしてください。

ベイト剤を設置する

ベイト剤(毒餌剤)をゴキブリが集まりそうな場所に設置しておき、定期的に一週間位で点検する。

具体的には空洞になったカウンター席の内部、冷蔵庫の電動部の空間、棚の隅、食材貯蔵庫の隅等々に置き、点検はチャバネゴキブリの繁殖期間が短いので短期間でチェックし、異常があったら至急対策をした方が良いです。ですから、一週間位での点検をおすすめします。

トラップを仕掛ける

トラップとは市販品で言うなら、「ゴキブリホイホイ」が有名ですが、紙製の箱型で粘着シートで害虫を捕獲する構造のものです。

置き場所と点検は、先ほどのベイト剤と同じで、ゴキブリが集まりそうな場所に設置しておき、一週間位での点検をおすすめします。

ゴキブリが出たら

1匹いたらその背後に、100匹はいると言われるのが、ゴキブリの実態ですが。

以下、業者の言葉です。

ゴキブリには75:25の法則というのがあるのはご存知でしょうか。この数値は、彼らが1日のうち、4分の3は物陰に隠れていることを表しています。

私たちが遭遇するのは、このわずかな時間に住処から出てきたゴキブリだけなのです。1匹見かけたらなん十匹もいるというのは、決して言い過ぎではないんですよ。

ゴキブリを発見したときには、時すでに遅しというわけなのですね。飲食店でチャバネゴキブリを見かけたことがあるのですが、この法則に当てはめると恐ろしい状況になっていそうです。

株式会社ダスキン 訪販グループ運営本部カレッジ教育研修室 岡井俊一郎さんの取材記事より

もうゴキブリを見かけたというだけで素人では対処できません。手の届かない隙間や見えない所に巣をつくり、信じられないような繁殖力で増え続け、店の営業にも支障が出るくらいになります。そういう事態に陥らないように迅速に手を打ってください。

冒頭の「結論、解決法」で書いたように、すぐに業者に依頼し駆除することをおすすめします。

まとめ

さあ、最後まとめですが、これは私の店舗で30年来実施してきた実証に基づく記事です。何も企業の宣伝広告記事ではありませんが、ただ最初に依頼したダスキン「ターミニックス」で100%の結果を得られたのでそのまま契約が続き、気が付いたらそんな長きにわたる契約が続いていたという訳です。

ですから、この業者一社の実績しか無く、他社のことはわかりません。

最後一言でまとめ、結論を言いますと、飲食店のゴキブリ問題の対策はいろいろできますが、完全に防ぐことは不可能です。そして一旦、ゴキブリが発生したらもう素人には駆除できません。専門業者に依頼する他、手立てはありません。

私の店でその効果を証明できた専門業者の一つ、ダスキンのゴキブリ駆除サービス「ターミニックス」を紹介しました。

躊躇することなくすぐ手配し実行することをお勧めします。遅れれば遅れるほど、事態は悪化するだけです。

以上です、皆様のご健闘を祈ります。

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