【株式投資】初心者入門!個人投資家、株の始め方は売買技術がすべて

stock-investment-quote-trading-technology_ic.jpg雑記

私の相場における経歴は、20年程さかのぼることになります。その当時、株式投資の魅力にハマり、プロの相場師が啓蒙活動のために運営する投資研究所に入会、そして相当な熱意を持って取り組んでいました。

私が過去そして現在に至るまで真剣に勉強した事を、この記事でお伝えします。少なくともこの記事の読者だけでも、正しい株式相場の認識を持って実践にのぞみ、売買の技術の向上に努力していただけたならと願います。

そんな思いから、私がプロの相場師から学んだ売買技術をこの記事で解説します。あなたがこの記事を読むメリットは、大失敗を避けつつ、一般的にはあまり知られていない、正しいプロの相場技法を学べると言う事にあります。

相場に関するいろいろ

相場とは

相場とは二つの場という意味で、マーケットには常に売り手と買い手が存在します。そしてその両者の値段、売りたい値段と買いたい値段を付き合わせたものが、相場となるわけです。

ところでこの漢字の読み方ですが、相場の相は相手(あいて)の相(あい)ですから「あいば」と読む人がいますが、これは「そうば」と読みますから間違えないようにしてください。
それからもう一つ大事な言葉で間違えやすいのが、約定と言う漢字です。これは「やくじょう」と呼びますのでこれも覚えてください。意味は株式取引において売りたい価格と買いたい価格が合致して取引が成立した事を約定と言います。

一般的な株式投資の間違いとは

株式投資で儲けるとは極めて単純明快な事です。単に安く買って高く売れば儲かると言う事です。またはその反対に高く売って「空売り」安く買い戻すと言う事です。しかし、これがなかなか思い通りにはいかないのはなぜか、それは売買取引ごとの思惑は売り方と買い方がそれぞれ5分5分だからです。

人々は買うときにはこれから株価が上がると思って買う、売る時にはこれから下がると思って売る、つまりまったく同じ条件の同じ時間帯に不思議なことに、なぜか思惑が全く正反対のもの同士が5分5分で相向かうのです。ですから当然、勝ち負けの勝率は5分5分になります。

そして、このような取引を休みなしに何回も繰り返していると、市場から最後には敗退すると言われています。それでは、このような取引ではない取引なんてあるのでしょうか?あるのです。

あなたがご存じの株式相場での売買と言うのは、株価の上がり下がりの材料を分析して、売買するものというのが一般的な考え方です。

技術論の理解にはパラダイムシフトが必要

株式の売買というものは、前項に書いたようなことには関係なく、単に値動きの傾向でポジションを調整しながら売買を繰り返していくと言うもので、技術的なものなのです。

この理論はパラダイムシフトをしない限り絶対理解できないでしょうね。

プロの個人が行う売買というものは、多額の資金を組織で運用する売買法とはまったく違います。あくまで個人の売買は、その人の売買技術に依存するものですから、そういう事を理解していただくための啓蒙的な投稿記事になりますので、一切これが儲かる的な記事の内容はこの投稿では書きません。

反対にそういう情報を求めているのであれば、すでにあなたは危険な領域に足を踏み入れている証拠で、いずれ遅かれ早かれ将来あなたは全ての投資資金を失います。ですから、そんな事が書いてあるものを一切読んではいけません。

株価と利益について

株価というものは相場物ですから市場には常に売り手と買い手が存在します。そしてその両者の値段、売りたい値段と買いたい値段を付き合わせたものが株価となる訳です。

しかし、株の売買には株数が伴いますから、もう少し詳しく言うなら、買い手(需要)と売り手(供給)の、それぞれの希望する値段と株式数のバランスにより、決まると言えます。

買いたい人が増えると株価は上がり、売りたい人が増えると株価は下がります。ですからその価格の高低差を利用して利益を得る訳なのです。具体的に説明しますと株価の安値の時に株を買って、値上がりした株価の高い時に売ればその差額が利益になります。

実はその反対の取引でも利益は出せます。これは信用取引と言う制度を利用する売買で、プロには普通の取引手法です。一般の人にはちょっと理解しづらいかも知れませんが、ぜひ覚えてください。これを知らなければ相場では勝てません。先ほどの取引を現物取引、そして今から解説する取引を信用取引と言って区別します。

さてどのように取引をするかと言うと株価の高い時に口座開設している証券会社から信用取引で株券を借りて売ってしまうのです。そして株価が下がった時に信用取引で買い戻すのです。その差額が利益になります。

株価の値動きについて

株価の値動きには実に多くの要因が含まれていて、それはどんな手段を使おうと解明できないものなのに、一般の投資家はそれを分析しようとします。

その解明できないものとしてあげるなら投機的な取引も含まれるし、なんらかの必要に迫られての売買もあります。そのような売買は原因不明ですから解析できるものではないです。

しかし、そのような株価の値動きの中にも、ある時期、値動きの傾向と言われる動きが現れる時があります。その時が我々にとってのチャンスと捉えます。株式売買を技術で利益を出そうと考えている者にとってはその時がいよいよ出動の、時機到来と考えるのです。

株価と言うのは人々の思惑で動いている訳ですが、その思惑の根拠がさまざまであり到底分析できるものではないですが、最大限に共通して言えることがあります。それはどの立場であれ基本的には企業の業績、その土台になる景気の動向、さらにはその根底にある世界の経済情勢を意識した上での思惑であることは間違いないでしょう。

例えば業績がどんどん悪化している企業の株価がどんどん上がるはずもなく、反対に業績がどんどん上回っている企業の株価がどんどん下がるという事のないように、誰しもがそれを意識した上での思惑となります。

その駆け引きが難しい訳ですから、そういう売買は自ずと博打的な売買にならざるを得ないと言えます。

企業業績などは一般的に公開されているもので、誰でも入手できるものです。さらに今の時代はさまざまな情報が、情報過多と言われるくらいにまさしく飛び交っている状態です。それでも株価はそれらの情報をすべて、瞬時に織り込んでいきます。

しかし、徐々に現れる長期的な株価変動の大きな要因は、やはり企業業績の推移である事は間違いありません。企業業績が良くなってくれば株価は評価され上がり、業績が悪くなれば下がります、これは常識ですね。これを分析するのは常識的でなおかつ必須です。

さて、企業業績の推移で長期的な株価変動が起こるという事ですから、理論的に考えると株価の値動きには、ある種の傾向が現れるのではないかという事です。それを観察研究するのが、我々売買技術論者の主たる考え方です。

相場の売買技術について

「はじめは少し儲かる。そして、たまには大きく儲かることもある。しかし一転して大損するか、あるいはジリ貧になる。狙った株は次々とはずれて、夢がだんだん消えていく、それでもなんとか大きく当てて、という夢を持ち続けている。」

たいがいは相場を始めるとをそんな感じですが、当てよう当てようという「当て屋」から脱皮しなければいけないんですが、ほとんどの人はできません。一生かかってもダメですね。

まず、相場のやり方ですが、当て屋から脱皮しろといっても、どう脱皮したらいいのかわからないのが普通です。

そこで最初の、第一歩はすべての材料を忘れることです。忘れろと言われてもなかなかできるものではないですが、材料を反映して株価が動けば、相場がいわゆる後付けになっているわけですから、その反対の事をすることです。

具体的にいえば、悪材料が出て下げたら逆(さか)向かいで買うことです。これは押し、突っ込みで買うと言っても良いでしょう。買う方法は分けて買うんです。私の場合は普通の時はナンピンで買いますが、それは自分の好みで決めれば良いです。

株式投資に必要な道具

場帳

場帳とは株価変動を時系列に数値で記録したもので、日々の値動きを数値で記録し、その推移を追えるように工夫した、一覧表です。

グラフのように視覚的に変動をとらえるのではなく、並んでいる数字を見て変動をとらえます。不合理なようですが変動を冷静にとらえて売買を考えるためには合理的な方法です。プロがチャート代わりに用いたり、チャートと併用しています。

日足グラフが折れ線の場合は通常は日々の終値と出来高のみ記録します。 グラフが陰陽足の場合、寄高安終の4本値、及び出来高を記録します。 

下の写真は月足グラフと終値の場帳です。

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場帳

グラフ

グラフは二種類あり、日足と折れ線グラフです。それぞれ特徴がありますが、日足は4本値(寄高安終)から形ができ、それが集合形となって型ができます。両方とも遠くで見ると同じようなうねりを見ることができます。

しかし、グラフは近くで見るものですから、よりはっきり見るには折れ線グラフの方が良いと言えるでしょう。一方、日足では揉み場がくどく出ます。これは日足が重なるからで、それによって型も出来てくるわけです。しかし、相場の流れを受け止めるには不利といえます。

ですから私の場合は実際の売買には流れやうねりが読み取りやすい折れ線グラフを使い、長期的な株価の流れの確認には月足グラフを使い分けしています。これが一番合理的に思われます。

下の写真は月足グラフです。

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月足

下の写真は日経平均の折れ線グラフです。

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折れ線グラフ

資料

資料は日本経済新聞、会社四季報の二つを使います。それ以外は売買には必要なく逆にそれ以外の資料は売買を惑わす原因になりますから、使用しません。

そして、日本経済新聞の株価欄をページごとをスクラップして保存することになります。特に月足グラフを書く時には株価の月間高低表が必要になりますから、これも別にスクラップする必要があります。

あと会社情報という情報誌があります。会社四季報と内容的にはよく似ていますが、その違いは会社四季報は独自の判断で内容を編集してあり、会社情報は掲載会社が発表した資料をそのまま載せているだけという違いです。どちらが良いとか悪いとか言えませんが私は会社四季報を利用しています。

下の写真は、会社四季報ですが、年間3、6、9、12月と4回発行されます。

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会社四季報

玉帳(ぎょくちょう)

玉帳とは株式投資の売買を記録した帳面です。単に売買内容を書くだけではなく、取引口座にある資金の増減の管理や、建玉の管理も含めたものです。今では取引先の証券会社のアプリケーションソフトを使ってパソコンで管理した方が便利です。

売買技術の練習

さあ、ここからは練習といえども株式投資の実践売買です。相場は練習場が無いだけにやむを得ずそれこそプロ達が戦っている実戦場で練習するしかないのです。

ですから失敗すれば資金が減りますし、運よく成功すれば利益がでます。そういう事から最小売買単位で基礎練習を身に付くまで繰り返し練習することになります。

練習方法ですが、ある相場師の本に書かれていた記述を私の言葉で書き換えてありますが、以下参考になります。

ヒントにするなら、昔から言われる、買い出動は「ナンピン三分の一」で流れに乗ったら「乗せは三分の一」そして、天井探りのドテンのツナギは「三分の一」です。

このところの買い出動「ナンピン三分の一」を参考にして、たとえば、いまの逆向かいを「下げの二日目から買い下がりはじめて、三日目も安ければ買い、戻ったらいったん売り」というふうに実行するのです。

それを二~三回やってみると、その感覚に納得できます。納得できたらやり方に上手になることです。当て方というのは何回やっても上手にはなりません。技術が未熟では儲からないです。技術が必要でなく知識だけで良いなら、学者でも儲けられることになってしまいます。

売買の基礎練習は他にもサヤ取り、ツナギ売買などがありますが、これらは初心者には少々難しいと思います。

ナンピン三分の一の意味は総資金の三分の一の資金で買い下がり、一塊の玉(ぎょく)を作れという意味です。買い下がりの基本は三分割の買い下がりです。今回は基本の練習だけの売買ですから、資金はその倍だけ用意すればいいです。

この場合資金が少なくて済むように株の銘柄は財務内容の良い定位株に絞ります。

練習の仕方はまず場帳の記入からですが、毎日終値と出来高を記入し、それをもとにグラフを描きながら値動きに慣れていくことになります。その期間は個人差がありますが、自分が納得するまでとなります。

出来高と値動きはある時期連動しますからそこは注意点です。そして自分なりに値動きに慣れてきて、そろそろ買おうかなと思えるようになってきたら、出動のタイミングを計ります。

一番最初に買う一単位の株を、試し玉(ぎょく)と言います。買った後どちらに動くか分からないので値動きの感じを実感するために試しに買ってみるという意味です。あくまで最初に買う株数は、一単位厳守です。

逆張りで買っていくことになるので下げの二日目からさらに一単位買ってみます。現実に株を持つその時点から損益が発生しだし、リアルに値動きを感じられるようになります。

そしてさらに下げた場合は次のナンピンの買い下がりのタイミングを計ります。初心者の場合はこの二単位の買いで様子を見ましょう。そして株価の戻りで少しでも利益が出たらすぐに手仕舞いの売り注文を出します。これで一区切りとなります。

この二単位の分割売買を繰り替えし練習して慣れてゆき、自信がついたらあと一単位追加して三単位の三分割売買を練習します。この三分割売買を徹底的に練習してマスターすれば初級編はほぼマスターできます。

その練習過程で分からないことは徹底的に学習しなければなりませんが、間違っても上がるか下がるかの情報収集だけはしてはいけません。

あくまで技法、企業分析、用語の勉強だけです。これだけの説明ではなかなか始められないとは思いますがイメージはできると思いますから、これを基礎にして実際にやれる自信が付くまで勉強したら良いと思います。

結論

株式投資の売買と言うものは、世に言う情報などと言うものが一切なくとも出来るものであり、逆に情報があればあるほど、それに振り回されて結果は良くないです。

なぜそうなるかというと、情報などと言うものは出た時にはすでに株価にとっては後付けになっているものです。もっと言うなら株価そのものが売り方と買い方が拮抗して値が付くのですから情報を集めれば集めるほど自分の中の強弱の判断は拮抗してきて、判断に迷う事になります。

反対に自分は絶対こうだという結論をだせる状態だとしたら、それはあなた自身の情報が偏っていて、その判断で売買したら結果は良くないと思います。過去の私がそうでした負けた時はいつも絶対と言う判断で大きく出てやられていたのです。

もう一度言います。情報を集め詳細に分析し、さらに専門家の意見も参考に絶対という結論のもとに、何回か売買実行したらほぼ負けます。ほぼ負けますと書いたのは何回かは時の運で取れる時もあるからで、しかし何回か繰り返すと必ずトータルで負けます。相場とはそういうものです。

なぜ、ほとんどの投資家が間違った方向に進んでしまうか、それは初心者で株式投資の道に入ってくるわけで、結局勉強からスタートせざるを得ないからなのです。

しかも具合の悪いことに書店に並んでいる本は、ほとんどが株式投資の専門家を名乗っている評論家ばかりです。そういう人たちはどういう人達かというと売買技術など無く相場で儲けられないから本を書くのであって、ひどい人になると株の売買の経験が無い人もいると、私の先生は言っていました。

プロの相場師が書いた売買技術の本は、ほとんど出回っていません。プロの人達は本を書くなどという面倒な仕事などしなくても、十分に相場で稼いでいるという訳です。

ましてやそんな本を出しても、こつこつと努力をしなさいという本では大衆受けしなくて、売れないからなおさらです。私が今書いている記事もそういう意味ではあまり読まれないかも知れませんね。

これ以上くどくど書いてもしょうがないですね。結論は簡単です。情報収集やその分析など無駄、ひたすら売買技術の基礎練習をやりなさいと言う事です。

しかし地道な努力が必要です。さあ始めましょう。株式三単位の分割売買、先ずは二分割売買からスタートして慣れてきたら三分割売買です。その技法で株価のリズムと波に乗って、小さな利益を積み重ねてゆくのです。

そして十分慣れてきたらさらに乗せの技法をマスターして、利益を大きく稼げるように上達をしましょう。それが出来るようになったら上級者の技、ツナギを勉強しましょう。このツナギ売買ができるようになると株価の大きなうねりを取れるようになります。

ここまでの技術をすべてマスターして初めて株式投資のプロも夢ではなくなります。

補足

長年株式投資で相場を観測してきて思うのですが、買い方と売り方とどちらが優位かと言う事です。

これははっきり言えますね、売り方が圧倒的に優位です。

株式投資は売りが優位、ですから株式投資で暴落して大もうけをしたという話が時々話題になりますが、売りを得意とする相場のプロがたくさんいるということです。

ここで言う売りとは、信用取引のカラ売りの事です。これはかなりハイレベルの売買技術を必要とします。

以上、あなたのご健闘を祈ります。

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